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省エネ&エコとは?

エコという言葉は、「Ecology(エコロジー)」 という英単語の略称で、現在では「環境にやさしい」、「公害を出さない」、「体によい」などの意味で使われることが多くなってきています。
日本をはじめとする先進国の著しい発展により、石油や石炭、天然ガスなどを燃やしてエネルギーを消費することにより、多くの二酸化炭素を排出してきました。二酸化炭素の増加は、地球温暖化が進む原因のひとつだと言われています。
地球温暖化は、環境や気候、生態系などに取り返しのつかない影響を与える可能性があるため、地球環境を守っていくためにも各事業、各家庭において「エコ」の取り組みが重要となります。

家庭で実践できる省エネ&エコとは?

1.太陽光発電システム

太陽光発電は、太陽光が当たれば電力を生み出してくれる発電方法です。火力発電や原子力発電のように、燃料を必要としないので、排気ガスやCO2、燃えかす、使用済み燃料の処理なども発生しない環境に優しい安全でクリーンなエネルギーとして、近年急速に普及が進んでいます。
今では一般家庭や法人施設においても普及が進み、「自家消費」や「投資用(全量売電)」を目的として屋根や空き地に太陽光パネルを設置しているところもよく見かけます。
発電した電気を家事に使うことができ、エコキュートやIHクッキングヒーターと組み合わせると、光熱費が節約できます。

メリット
  • 電気料金を削減できる
  • 余った電気を売電できる(余剰売電型の場合)
  • パネルによる断熱効果が期待できる
デメリット
  • 設置費用が高額
  • 発電量は日射量に左右される
  • 太陽光パネルだけでは電気を備蓄できない
2.蓄電システム

蓄電池とは、充電して電気を貯めておくことができ、必要な時に電気機器に電気を供給することができる二次電池・バッテリーのことです。大容量の蓄電池を導入すれば、停電時でも10時間以上使用することができるタイプの蓄電池もあり、災害時に非常用電源として使うこともできます。
電気料金が安い夜間に充電、電気料金が高めな日中に蓄電池を使うなどすれば、電気料金の節約もできるというメリットもあります。
最近では電気自動車(EV)や太陽光発電などと連携してエネルギーマネジメントができるため需要が高まりつつあります。

メリット
  • 電気代が節約できる
  • 災害時でも電気機器が使える
デメリット
  • 寿命があるため永久には使えない
  • 設置スペースを事前に考慮しなければならない
3.オール電化(エコキュート・IHクッキングヒーター)

オール電化住宅とは、文字通り家庭のすべてのエネルギー源を電気でまかなう住宅です。主に、調理、給湯、空調(冷暖房)など家の中のシステムが全て電気によってまかなわれている住宅のことをさします。
キッチン設備なら、ガスではなくIHクッキングヒーターを使用し、お湯に関しては、割安な夜間電力を使ってお湯を沸かし、日中に使えるようにする「エコキュート」などを使用します。 エコキュートは、お湯を沸かすときに発生する熱を床暖房に利用するなど、機能的な使い方も可能になるメリットもあります。
住宅の高断熱・高気密化が進むなか、屋内で高温の燃焼ガスを発生させないことや、火を使わないことから安全と考えられ、オール電化設備やオール電化住宅の販売が促進されています。

メリット
  • お湯や暖房を安く使える
  • 基本料金を一本化できる
  • 住宅内に熱源を持たず安全
デメリット
  • 昼間の電気代が高くなる
  • IHクッキングヒーターは好みが分かれる場合も

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